Nikon D750に感じること。

先程発表になったNikon D750をみていて「フルサイズも撮像素子の大きさだけで無く個性を身に付けねばならない時代になったのだなぁ」と感じた。

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最近のフルサイズデジタル一眼の新機種をみているとメーカーの考え方が露骨に出ていてとても面白い。

SONYはα7シリーズで個性的なフルサイズミラーレス一眼という商品群で既存メーカーに無い新しい価値を積極的に発信し、キヤノンはEOS-1D Xを頂点として5D Mark IIIや6Dと幅広いラインナップ。
そして今回のD750を含めるとNikonのフルサイズ一眼ラインナップはD4を頂点にD810やD610、そして個性的なDfなどという5つのラインナップ。

けれどこれだけラインナップがありながらなかなか自分の心を「グッ!!」と鷲掴みにするボディというのは無い。どれもが帯に短し襷に長しで新しいテーゼを凝縮しているという感じがあまりになさすぎる。

高感度低ノイズになるのは予想の範囲内だし、高画素になるのも当然の流れだ。バリアングル(チルト式)液晶は以前からAPSサイズ機には搭載されていたし、フルハイビジョンが30Pから60Pになるのも時間の問題だった。ほとんどの機能が想定範囲内であるが故に購買行動に結びつかないのだ。

最近のデジタル一眼は「ブレイクスルー」を感じる機会が少なくなっている。
例えばiPhoneやGOProでは搭載済みのハイフレームレート動画などはSONY以外は今だに搭載されず、タイムラプス撮影機能に関してはNikonの独壇場といった気配。
キヤノンは可も無く不可も無くといった気配ながら、個性的な機能を暫くの間搭載できていない。

メーカー内の自画自賛的なブレイクスルーだけで無く、画期的な映像体験を実感できる機能の搭載が無い限り機材の買い替えを促進するのは難しいだろう。

現場で撮影しているおいらとしては、電子シャッター、ライブビューファインダー併用時には「秒間60枚の連写機能」であったり、撮影時間は60秒間だけだが、ピクセルサイズは1280×720で1200FPSの動画撮影ができる機能などを実装して欲しいと思うのだが。

全てをオールマイティに確保できるボディーの開発も大切だろうが、時には突き抜けた性能を搭載したボディーを世に出して欲しい願うのだが。

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