SONY α7Sについて

今回はブログで使用している写真のオリジナルJPEGをプレゼントいたします。
こちらからアクセスしてダウンロードして下さい。

すごい時代になったものだ。
フィルム撮影はISO800ですら高感度撮影だったのに、α7Sは拡張ISO409600とのこと。
これがどの程度の破壊力かを少し考えてみた。

d071024041

「どんなカメラが欲しいですか?」とメーカー関係者に問われると僕は「月光の中で手持ち撮影が出来るカメラが欲しい!」と言い続けてきた。
「高画素で無くても良いから画素数は1000万程度で、ノイズを極限まで少なく」とも伝え続けてきた。
でも自分自身でそう言い続けてはきたが「そんなカメラは作るようなメーカーは無いかもしれない」とも感じていたのだが…。
けれどこのα7S。公開されているデーターから見るとかなり自分の思い描いたカメラに近いスペックとなっている。ならば今までに撮影した写真の撮影データーから感度などを想定し、借りにα7Sで撮影するとどのような値となるかを考えてみた。

このブログに掲示してある写真「月光の中の一本の樹」。
使用しているカメラはCanon EOS-1Ds Mark II
撮影データーは

レンズ 16mm
使用F値 F/4.0
シャッタースピード 30秒
感度 ISO 400

この時のEV値は-3EV
もちろん三脚使用で撮影。

けれど仮にα7Sの拡張ISO409600ではどのようになるか?
試算してみると、

レンズ 16mm
使用F値 F/4.0
シャッタースピード 1/125秒
感度 ISO 409600

いきなりシャッタースピードが1/125秒になってしまって驚かれるかもしれないがこれなら手持ち撮影も可能。なお、ISO409600は拡張感度なので、ISO102400に感度を低下させ使用F値を4.0から単焦点標準レンズなどの解放F値に多い1.4に変化させてみると、

レンズ 16mm
使用F値 F/1.4
シャッタースピード 1/250秒
感度 ISO 102400

なお一般的なズームレンズの解放F値であるF/2.8での撮影を考えてみると

レンズ 16mm
使用F値 F/2.8
シャッタースピード 1/60秒
感度 ISO 102400

となり、広角系のレンズとボディ内手振れ補正があれば月光の中で手持ち撮影が可能となりそうである。

さて、皆さんはこのα7Sをどのように捉えられだろうか?
自分のような作風の風景写真家から見ると高感度低ノイズというのはこのように現場での自由を広げるものなのだ。もちろん感度性能をこのままで3000万以上の画素数で秒間10コマ以上の連写性能も欲しい所だが、それは今現在の技術レベルでは実装には少しばかり時間がかかるだろう。
「月光の中で手持ち撮影が出来るカメラが欲しい!」と言い続けてきた自分が言うのも変な話だが、やはり技術は表現の領域を拡大するものなのだと実感した。

Pocket